習慣の連続日数にこだわると挫折する?途切れても続く3つの記録のコツ
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毎日続けていた習慣が、たった1日できなかっただけで、全部どうでもよくなってしまう。カレンダーの連続記録が途切れたとたん、やる気まで一緒に切れてしまう。そんな経験に心当たりはありませんか。
先に答えを言うと、途切れた1日が問題なのではなく、「連続日数だけを成功の目印にしている記録の仕方」が、やめるきっかけを作っています。この記事では、記録の見直し方と、途切れた翌日の戻り方を紹介します。
30日続いてたのに、1日休んだらもう全部どうでもよくなっちゃった…
この記事のポイント
✔ 1日休んでも、それまでの積み重ねは消えない
✔ 連続日数より「今月何日できたか」を数える
✔ 決めておくのは「2日続けて休まない」だけ
なぜ連続記録が途切れると、やめたくなるのか
連続日数の記録には、良いところがあります。数字が増えていくのはうれしいですし、「せっかくここまで来たから」と続ける力にもなります。
ただ、その数字が大きくなるほど、途切れた時のがっかり感も大きくなります。「30日」が一晩で「0日」に戻ると、まるでこれまでの30日がなかったことになったように感じてしまうのです。
ここで起きているのは、「全部できたか、全部ダメか」の二択で考えてしまうクセです。1日休んだことを「失敗」と決めて、「もう台なしだから、やめてもいいか」と考えてしまう。真面目な人ほど、このパターンにはまりやすいように見えます。
でも、30日分の練習や勉強は、1日休んだくらいで消えたりしません。ゼロに戻るのは、カレンダーの数字だけです。
1日休んでも、習慣は消えない
習慣づくりについては、ロンドン大学(UCL)のフィリッパ・ラリーらの研究がよく知られています。毎日の行動が習慣になっていく様子を調べたもので、その中で「1回やらなかった日があっても、習慣が身についていく流れに大きな影響はなかった」と報告されています。
もちろん、休みが何日も続けば話は別です。それでも「1日休んだら終わり」というほど、習慣はもろいものではありません。
このことを知っておくだけでも、途切れた日の受け止め方は変わってきます。「やってしまった」ではなく、「1日休んだ。明日また戻ればいい」と考えられれば、それで十分です。
連続日数にこだわりすぎているサイン
対策に入る前に、自分が数字に引っぱられすぎていないか、確かめておきましょう。次のうち、当てはまるものはいくつありますか。
- 寝る直前に「記録を切らさないため」だけに、ほんの数秒でやったことにしている
- 体調が悪い日でも、記録のために無理をしている
- 記録が途切れた日に、自分を強く責めてしまう
- 一度途切れた習慣を、そのまま何週間も放っておいたことがある
- 習慣の中身より、連続日数の数字の方が気になっている
2つ以上当てはまるなら、数字が「続けるための道具」から「守らなければいけないもの」に変わり始めているかもしれません。
たとえば英語の勉強なら、本当の目的は英語が少しずつ分かるようになることのはずです。記録を守るために単語を1つだけ眺めて終わる日が続くと、数字は増えても、目的からは少しずつ離れていってしまいます。
当てはまるものが多くても、自分を責める必要はありません。それだけ真剣に続けようとしてきたということです。ここからは、数字との付き合い方を少し変えていきましょう。
対策1:連続日数ではなく「今月の合計日数」を数える
記録をやめる必要はありません。数える数字を変えるだけです。
おすすめは、連続日数の代わりに「今月、何日できたか」を数える方法です。たとえば、こんな書き方です。
- 11月:できた日 18日 / 30日
- 先月:できた日 15日 / 31日
この数え方なら、1日休んでも数字は減りません。「18日できた」は、休んだ日があってもずっと18日のままです。先月と比べて少しでも増えていれば、ちゃんと前に進んでいると分かります。
紙のカレンダーを使うなら、できた日に丸をつけるだけで大丈夫です。休んだ日にバツはつけず、空白のままにしておきましょう。バツが並ぶと、それだけで気持ちが沈みやすくなります。
アプリで連続記録が自動で表示される場合は、その画面をあまり見ないようにするか、合計日数が見られる機能があればそちらを使うとよいでしょう。
月の終わりには、合計日数を見ながら「どの曜日に休みやすかったか」をふり返ってみてください。たとえば金曜日に休みが多いなら、金曜だけは量を減らしておく、という手が打てます。
対策2:「2日続けて休まない」だけを決めておく
もう1つ決めておきたいのが、「休むのは1日まで。2日続けては休まない」というルールです。
これは、『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』の中でも紹介されている考え方です。1日休むのは誰にでもあること。でも2日続けて休むと、それが新しい習慣になり始めてしまう、という見方です。
このルールの良いところは、休んだ日の罪悪感が軽くなることです。「今日は休んだけど、明日やれば大丈夫」と、休むことを最初から計画に入れておけます。
体調が悪い日や、仕事でどうしても時間がない日もあると思います。そんな日は、無理にがんばるより、しっかり休んで翌日に戻る方が長く続けやすくなります。
対策3:途切れた翌日は「いちばん小さい形」で戻る
休んだ次の日は、ふだんより気持ちが重くなりがちです。そこで、戻る日のために「いちばん小さい形」を決めておきましょう。
- 毎日30分の勉強 → 戻る日は、テキストを1ページだけ開く
- 毎日10回の腕立て → 戻る日は、1回だけやる
- 毎日の日記 → 戻る日は、1行だけ書く
小さすぎると感じるかもしれませんが、戻る日の目的は「量をこなすこと」ではなく、「またやり始めること」です。1ページ開いたら、そのまま何ページか進むこともありますし、1ページで終わっても、それで十分です。
いちばん小さい形は、元気な日に先に決めておくのがポイントです。休んだ翌日の疲れた頭では、何をすればいいか考えるだけで面倒になってしまうからです。
よくある質問
Q. 連続記録が好きで、モチベーションになっています。やめた方がいいですか?
やめる必要はありません。連続記録が励みになっているなら、そのまま使ってかまいません。合計日数も一緒に書いておくと、途切れた時の気持ちの支えになります。
Q. 何度も途切れてしまう習慣は、向いていないのでしょうか?
向いていないと決める前に、1回の量や時間帯を見直してみてください。量を半分にする、やる時間を朝から夜に変えるなど、少し変えるだけで続けやすくなることがあります。
Q. 習慣が途切れたことで、ひどく落ち込んでしまいます。
落ち込むのは、それだけ真剣に取り組んでいた証拠でもあります。ただ、気分の落ち込みが長く続いたり、眠れない日が多かったりする時は、ひとりで抱えこまず、医師や専門の相談窓口に相談してみてください。
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