転職でやりたいことがわからない20代へ|書き出して見つける4ステップ
※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。
転職したい気持ちはあるのに、「じゃあ何がやりたいの?」と聞かれると答えに詰まる。求人サイトを眺めても、どれもピンとこない。20代でこの状態になるのは、めずらしいことではありません。
結論から言うと、やりたいことは「探して見つかるもの」というより、「やりたくないこと」と「得意なこと」を書き出すうちに形になっていくものです。この記事では、そのための手順を順番に紹介します。
転職したいのに、やりたいことが分からない…このまま動いていいのかな
この記事のポイント
✔ やりたいことは「やりたくないこと」から見えてくる
✔ 得意なことは、人に頼まれる作業の中にある
✔ 小さく試してから、転職の方向を決めればいい
20代で「やりたいことがわからない」のは自然なこと
まず知っておいてほしいのは、やりたいことが分からないのは、あなたがぼんやりしているからではない、ということです。
社会人になって数年だと、経験した仕事の種類はまだ多くありません。知らない仕事を「やりたい」と思うのは難しいので、選べないのはある意味で当然です。
また、「やりたいこと=一生続けたい天職」のように、ハードルを高くしすぎている場合もあります。そう考えると、どの仕事を見ても「これが天職かどうか分からない」となり、決められなくなってしまいます。
ここでは、やりたいことを「今より少し前向きに働けそうな方向」くらいに考えてみてください。それだけで、考えやすさはかなり変わります。
ステップ1:「やりたくないこと」を先に書き出す
やりたいことが浮かばない人でも、「これはもう嫌だ」と感じることなら、いくつか思いつくはずです。まずはそこから始めます。
紙かスマホのメモに、今の仕事で嫌だと感じることを10個書いてみてください。きれいな言葉にしなくて大丈夫です。
- 毎朝の満員電車がつらい
- 数字のノルマに追われるのがしんどい
- 一日中ひとりでパソコンに向かうのが寂しい
- 自分の意見が通らない
- 休日にも仕事の連絡が来る
書けたら、1つずつ「仕事の中身が嫌なのか」「働く環境が嫌なのか」に分けます。たとえば満員電車や休日の連絡は環境、ノルマや作業の内容は中身です。
環境の不満が多い人は、同じ職種のまま会社や働き方を変えるだけで、悩みが軽くなることがあります。中身の不満が多い人は、職種そのものを見直す方向で考えていくとよいでしょう。
ステップ2:人に頼まれることから「得意」を見つける
次は得意なことです。「得意なことなんてない」と思う人は、自分で好きなことより、人から頼まれることを思い出してみてください。
- 「この資料、まとめてくれない?」とよく頼まれる
- 新人に教える役をまかされることが多い
- 飲み会の幹事を自然と引き受けている
- 困った時に相談される
自分では当たり前にやっていることほど、得意だと気づきにくいものです。友人や家族に「私って何をしている時が楽しそう?」と聞いてみるのも1つの方法です。
ここで出てきた「得意」と、ステップ1の「やりたくないこと」を並べると、向いていそうな方向が少し見えてきます。たとえば「資料をまとめるのは得意、でもノルマはつらい」なら、営業より、事務や企画の補助のような仕事が候補に入ってくるかもしれません。
ステップ3:気になる仕事を3つ選んで、中身を調べる
方向が少し見えたら、気になる仕事を3つだけ選びます。たくさん選ぶと調べきれないので、3つで十分です。
選んだ仕事について、次の3つを調べてみてください。
- 一日の流れ(どんな作業に時間を使っているか)
- 大変なところ(求人には書かれにくい部分)
- 必要なスキルや経験
調べ方としては、求人票の「仕事内容」を何件か読み比べるのが手軽です。もし身近にその仕事をしている人がいれば、15分だけ話を聞かせてもらうのもおすすめです。良いところだけでなく、大変なところも聞けると、入ってからのズレを減らせます。
この段階では、まだ応募しなくて大丈夫です。「思っていたのと違った」と分かるのも、大事な前進です。
ステップ4:転職の前に、小さく試してみる
調べた中で「やってみたい」と思える仕事があったら、いきなり転職する前に、小さく試せる方法を探してみましょう。
- 今の会社で、近い仕事を少し手伝わせてもらう
- 関連する本を1冊読んでみる
- 無料の講座や体験会に参加してみる
- 休日に、その仕事に近い作業を自分でやってみる
試してみて「楽しい」「もっと知りたい」と感じたら、それが転職の方向になります。逆に「思ったより合わない」と感じたら、別の候補に移ればいいだけです。
転職の考え方そのものを整理したい人には、『転職の思考法』(北野唯我著)も参考になります。物語の形で、転職するか迷った時に何を基準に考えればいいかが書かれていて、20代の読者にも読みやすい1冊です。
書き出したことを1枚のメモにまとめる
ステップ1〜4で考えたことは、最後に1枚のメモにまとめておくと、あとで見返しやすくなります。次の5行を埋めるだけで大丈夫です。
- 次の仕事で避けたいこと(ステップ1から2〜3個)
- 次の仕事でも使いたい得意なこと(ステップ2から2〜3個)
- 気になっている仕事(ステップ3の3つ)
- 試してみて分かったこと(ステップ4の感想)
- 次の1か月でやること(1つだけ)
たとえば「避けたい:ノルマ、休日の連絡/得意:資料のまとめ、人に教えること/気になる仕事:人事、営業事務、社内研修の担当」のように書けると、求人を見る時に「この条件は合う・合わない」と判断しやすくなります。
このメモは、面接で「なぜ転職したいのか」を聞かれた時の下書きにもなります。不満だけを話すのではなく、「〇〇は避けたいけれど、△△の経験は活かしたい」と言えると、前向きな理由として伝えやすくなるはずです。
一度で完成させる必要はありません。1か月ごとに見直して、書き足したり消したりしながら育てていきましょう。
転職エージェントに相談する時の注意点
自分だけで考えるのが難しい時は、転職エージェントに相談するのも1つの手です。求人の紹介だけでなく、経歴の整理を手伝ってもらえることもあります。無料で使えるサービスが多いのも、気軽に試しやすいところです。
一方で、注意しておきたい点もあります。エージェントは紹介した人が転職することで報酬を得る仕組みのため、担当者によっては応募をすすめるペースが早いと感じることがあるかもしれません。「やりたいことを整理したい段階です」と最初に伝えておくと、自分のペースを守りやすくなります。
また、担当者との相性もあります。話しづらいと感じたら、担当の変更をお願いしたり、別のサービスを使ったりしてもかまいません。最終的に決めるのは自分だということを、忘れないようにしましょう。
よくある質問
Q. やりたいことが見つかるまで、転職しない方がいいですか?
人によります。今の職場が心身ともにつらい場合は、やりたいことが決まる前でも、環境を変えることを考えてよいと思います。つらさが続いて眠れない日が多い時などは、まず医師や専門の相談窓口に話してみてください。
Q. 20代後半でも、未経験の仕事に挑戦できますか?
未経験を歓迎する求人は、職種によってはあります。ただし、仕事の種類や会社によって条件はさまざまです。今の仕事で身につけたことの中に、次の仕事でも使えるものがないか、先に整理しておくと話がしやすくなります。
Q. 自己分析は、どれくらいの時間をかければいいですか?
決まった時間はありませんが、ステップ1と2の書き出しだけなら、休日の1〜2時間でも始められます。完ぺきを目指すより、一度書いてみて、気づいたことを足していく方が進めやすいです。
※転職・副業・学習の結果には個人差があります。副業を始める前に、勤務先の就業規則をご確認ください。
役に立ったら、シェアしてもらえるとうれしいです