飲み会を断れない人へ|自分の時間を守る「行く会・断る会」の決め方と断り方
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職場の飲み会に誘われると、本当は帰って勉強したいのに「行きます」と答えてしまう。家に着くころには疲れていて、早起きの予定もくずれる。そんなくり返しに、モヤモヤしている人は多いと思います。
飲み会を、全部断る必要はありません。「行く会」と「断る会」を先に決めておき、断る時の言い方を用意しておけば、人間関係を大きく崩さずに、自分の時間を守りやすくなります。
誘われるとつい「行きます」って言っちゃう…。断ったら嫌われそうで怖いんだよな
この記事のポイント
✔ 断れないのは性格より「その場で決める」せい
✔ 行く会・断る会の基準を先に決めておく
✔ 断り方は「お礼+理由+次の約束」の3点セット
飲み会を断れない3つの原因
断れないのは、意志が弱いからとは限りません。多くの場合、次のような原因が重なっています。
1. その場で決めようとしている
誘いはたいてい急に来ます。「今日どう?」と目の前で聞かれると、考える時間がありません。その一瞬で「断る理由」を探すのは、誰にとっても難しいものです。結果として、いちばん楽な「行きます」が口から出てしまいます。
2. 断ったあとのことを大きく考えすぎている
「断ったら嫌われるかも」「評価が下がるかも」と心配になるのは自然なことです。ただ、実際には、相手は1回の欠席をそれほど気にしていないことも多いもの。頭の中で、断ったあとの気まずさをふくらませすぎているのかもしれません。
3. 自分の時間の使い道が決まっていない
「帰ってなんとなく過ごす」予定だと、飲み会と比べた時に負けてしまいます。逆に「今夜は資格の勉強を1時間やる」と決まっていれば、それが断る理由になります。自分の時間を守るには、その時間で何をするかがはっきりしていることが大切です。
今日からできる対策1: 「行く会・断る会」の基準を決めておく
その場で迷わないために、誘われる前に自分なりの基準を作っておきましょう。たとえば、次のように分けてみます。
行く会(なるべく参加する)
- 歓迎会・送別会など、年に数回の節目の会
- 自分のチームや、お世話になった人が主役の会
- 前から日程が決まっていて、予定を合わせられる会
断ってよい会(自分の予定を優先する)
- 当日や前日に急に決まった会
- 毎週のように開かれる、いつものメンバーの会
- 勉強や運動など、先に入れた自分の予定と重なる会
そのうえで、「月に◯回まで」と回数の上限を決めておくのもおすすめです。上限を超えたら、それ以降は基本的に断ると決めておけば、毎回悩まなくてすみます。
基準は紙やスマホのメモに書いておきましょう。誘われた時に「基準ではこっちだな」と確かめるだけで、気持ちがぐっと楽になります。
今日からできる対策2: 断り方の型を用意しておく
基準が決まっても、言い方に迷うと結局断れません。断る時は、次の3つをセットにすると角が立ちにくくなります。
- お礼: 「誘ってくださってありがとうございます」
- 理由(短く): 「今日は先に予定を入れていて」
- 次の約束や気持ち: 「次の歓迎会はぜひ参加させてください」
理由は、くわしく説明しなくて大丈夫です。「予定がある」で十分伝わります。長く言い訳をすると、かえって「本当は行きたくないのかな」と感じさせてしまうこともあります。
うそをつく必要もありません。「勉強の予定」「運動の予定」「家の用事」も、立派な予定です。言い方の例をいくつか挙げておきます。
- 「ありがとうございます!今日は前から決めていた予定があるので、今回は失礼します。また誘ってください」
- 「声をかけてもらえてうれしいです。平日の夜は勉強の時間にしているので、今回は見送らせてください」
- 「今日は帰らないといけなくて。来月の送別会は行きます!」
自分が言いやすい1つを選んで、何度か口に出して練習しておくと、本番でもすっと出てきます。
チャットやメッセージで誘われた時
最近は、社内チャットやメッセージアプリで誘われることも多いはずです。文字の場合は、すぐに返さなくても不自然ではありません。少し時間をおいて、基準に当てはめてから返すと落ち着いて答えられます。
- 「お誘いありがとうございます!あいにく今日は予定があり、今回は欠席させてください。また次の機会にぜひ」
文字だと冷たく見えやすいので、最初のお礼と、最後の「また次の機会に」は省かないのがコツです。
今日からできる対策3: 参加する時は「帰る時間」を決めておく
行くと決めた会でも、自分の時間を全部あきらめる必要はありません。参加する時は、帰る時間を先に決めておきましょう。
- 最初に「今日は◯時ごろに失礼します」と幹事や近くの人に伝えておく
- 一次会だけ参加して、二次会は断ると決めておく
- 帰り道や寝る前に、短い時間でできる自分の予定を入れておく
最初に伝えておくと、途中で帰る時も気まずくなりにくくなります。「途中で帰ったら悪いかな」と悩むより、始まる前に一言だけ伝えるほうが、ずっと楽です。
飲み会の翌朝に早起きや勉強の予定がある時は、翌朝の予定を軽めにしておくのも1つの方法です。「翌朝は30分だけ」のように小さくしておけば、予定がくずれて自己嫌悪になるのを防げます。
断る習慣を続けるコツ
最初の数回は、断るたびにドキドキするかもしれません。続けるためのコツを3つ紹介します。
断ったあとの時間を、ちゃんと使う
断った日にだらだら過ごすと、「行けばよかったかな」という気持ちが残ります。その時間で予定どおり勉強や運動をすると、「断ってよかった」と思えて、次も断りやすくなります。
ふだんの会話で関係を作っておく
飲み会だけが、職場で仲良くなる場ではありません。朝のあいさつ、ランチ、仕事中のちょっとした雑談でも、関係は作れます。ふだんから話しやすい関係があれば、飲み会を断っても気まずくなりにくいものです。
全部を一度に変えようとしない
いきなり全部の誘いを断るより、「まずは急な誘いだけ断る」くらいから始めてみてください。少しずつ慣れていけば大丈夫です。
人間関係の線の引き方をもっと深く知りたい人には、頼まれると断れない人に向けて、心の境界線の考え方をまとめたこの本が参考になります。
自分の気持ちを、相手も大切にしながら伝える方法を学びたい人には、自己表現の入門書としてこの一冊も参考になります。
よくある質問
Q. 上司からの誘いも断っていいですか?
上司からの誘いでも、断ってはいけないわけではありません。ただ、言い方にはいつもより気をつけて、お礼と「次はぜひ」の一言を必ず添えましょう。どうしても気になる時は、対策1の「回数の上限」を上司の会にも当てはめて、月に1回は参加するなど決めておくと安心です。
Q. 断り続けていたら、誘われなくなりませんか?
誘われる回数は減るかもしれません。それが自分にとって困ることなのか、一度考えてみてください。大事な会だけは参加すると決めておけば、必要なつながりは残しやすくなります。
Q. 飲み会への参加が仕事の一部のようになっている職場では?
取引先との会食など、仕事として求められている場合は、断る前に上司に相談するのが安全です。勤務時間外の参加をどう扱うかは会社によって違うので、迷ったら社内のルールや担当部署に確認してみましょう。
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