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投資の元本割れが怖くて始められない人へ|不安を小さくする準備と始め方

約7分で読めますby ぎゃくてん君

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投資に興味はあるけれど、「始めたとたんにお金が減ったらどうしよう」と思うと、なかなか一歩が出ない。そんな人は少なくありません。先に結論を言うと、投資で元本割れが起きる可能性をゼロにすることはできませんが、「いくらまでなら減っても生活が困らないか」を先に決めておくと、怖さはかなり小さくできます。

読者

投資した方がいいのは分かるけど、損するのが怖くて口座も作れていない…

この記事のポイント
✔ 怖いのは自然なこと。まず怖さの正体を知る
✔ 生活費とは別の「減っても困らないお金」で考える
✔ 少額・長い期間・分けて買うで値動きに慣れる

元本割れが怖いのは、お金を大事にしている証拠

「元本割れ」とは、投資したお金より、今の価値が少なくなっている状態のことです。たとえば1万円で買った投資信託が、値下がりして9,000円になっていれば、1,000円の元本割れです。

投資を始める前に怖いと感じるのは、とても自然なことです。銀行の預金と違って、投資は値段が毎日上がったり下がったりします。せっかく働いて貯めたお金が減るかもしれないと思えば、ためらうのは当たり前ですよね。

ここで知っておきたいのは、怖さの多くは「どれくらい減るか分からない」「減った時にどうすればいいか分からない」という、分からなさから来ているということです。分からないことが減れば、怖さも少しずつ小さくなります。

逆に、怖さを押し込めて「みんなやっているから」と勢いで始めるのはおすすめしません。値下がりした時に慌てて売ってしまい、かえって損を確定させることにつながりやすいからです。

投資で元本割れが起きる主な理由

投資で元本割れが起きる理由は、いくつかに分けて考えられます。

  • 値動き:株や投資信託の値段は、景気や会社の業績、世の中のニュースで上がったり下がったりする
  • 手数料:買う時や持っている間にかかる手数料の分、利益が出ていなければ元本を下回る
  • 売るタイミング:値下がりしている時に売ると、その時点の損が確定する

ここで大事なのは、3つ目の「売るタイミング」です。値下がりしている途中で売らなければ、損はまだ「画面の上の数字」にとどまっています。その後に値段が戻ることもあれば、戻らないこともあるので、どちらになるかは誰にも分かりません。ただ、生活費が足りなくなって慌てて売る、という状況を避けられれば、自分でタイミングを選べる余地は残ります。

つまり、元本割れの怖さを小さくするには「値下がりした時に売らなくても困らない状態」を先に作っておくことが近道です。

始める前にやる3つの準備

1. 生活防衛資金を先に分けておく

まずは、急な出費や収入が減った時のためのお金を、預金で確保しておきます。目安としてよく言われるのは生活費の3〜6か月分ですが、家族構成や仕事の安定さによって必要な額は変わります。自分が安心できる金額を決めておきましょう。

2. 「減っても困らない金額」を書き出す

投資に回すのは、生活防衛資金とは別の、当面使う予定のない余裕資金だけにします。「このお金が一時的に2〜3割減っても、生活も気持ちも大丈夫か」を自分に聞いてみてください。少しでも不安なら、金額をもっと下げてかまいません。

3. 近いうちに使う予定のお金は入れない

1〜2年のうちに使う予定のあるお金(引っ越し、結婚、車の購入など)は、投資に回さない方が安心です。使いたい時期にちょうど値下がりしていると、減った状態で引き出すことになるからです。

ぎゃくてん君ぎゃくてん君

怖いと思えるのは、ちゃんとお金を守ろうとしている証拠。まずは「減っても困らない金額」を紙に書くところからでいいよ。

怖さを小さくしながら始める3つの工夫

準備ができたら、値動きの怖さを小さくする始め方を考えます。どれも元本割れを防ぐ方法ではなく、「値動きに振り回されにくくする」ための工夫です。

少額から始める

最初は、値下がりしても笑っていられるくらいの少ない金額から始めます。証券会社によっては、投資信託を数百円程度から買えるところもあります。少額で実際に値動きを体験してみると、「1日でこれくらい動くんだ」という感覚がつかめます。

時期を分けて少しずつ買う

一度にまとめて買うのではなく、毎月決まった日に決まった金額を買う「積立」という方法があります。値段が高い時期にも安い時期にも買うことになるので、買うタイミングを自分で悩まずにすみます。ただし、積立でも元本割れすることはあります。

いろいろな資産に分けて持つ

1つの会社の株だけを持っていると、その会社の業績に大きく左右されます。たくさんの会社や国にまとめて投資できる投資信託を選ぶと、値動きをある程度ならせる考え方があります。どの商品を選ぶかは、手数料や中身を見比べて、自分で決めることが大切です。

新NISAの「つみたて投資枠」では、金融庁が決めた基準を満たした投資信託が対象になっています。商品を選ぶ時の入口として調べてみるのも一つの方法です。制度の細かい内容は、金融庁のサイトで最新の情報を確認してください。

始めた後に怖くなった時の考え方

実際に始めてみると、評価額がマイナスになる日はたいてい出てきます。その時に慌てないために、次のことを決めておきましょう。

  • 毎日アプリを開いて値段を確かめない(月に1回など見る日を決める)
  • マイナスになっても、すぐに売るかどうかを決めない。1週間は様子を見る
  • 不安が強くて眠れないなら、投資額を減らすか、積立をいったん止めてもいい

投資は、続けられる金額と方法でやることがいちばん大事です。仮に年3%で増えた場合の計算などを見ると期待がふくらみますが、それはあくまで仮の数字で、将来どうなるかは誰にも約束できません。

もっと基本から知りたい人は、対話形式でお金の増やし方を学べるこちらの本が読みやすいです。

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長い目で投資を続ける考え方を知りたい人には、こちらの本も参考になります。

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なお、投資には元本割れのリスクがあり、必ず増えるものではありません。投資は生活に影響しない余裕資金で、自分の判断で行ってください。

ぎゃくてん君ぎゃくてん君

一気にやらなくて大丈夫。今日は生活費の3か月分がいくらか、計算してみるだけで十分な一歩だよ。

よくある質問

Q. 預金だけにしておけば安全ですか?

預金は額面が減らないという点では安心です。ただ、物の値段が上がると、同じ金額で買えるものは少なくなります。預金と投資のどちらが正解ということではなく、自分の目的と性格に合った割合を考えるのがおすすめです。

Q. 証券会社はどこを選べばいいですか?

手数料、アプリやサイトの使いやすさ、ポイントがたまるかどうか、扱っている商品の数などで比べてみてください。一社がすべての人にとって一番というわけではないので、自分が続けやすいところを選ぶのが大切です。

Q. 会社員でも投資の勉強時間は取れますか?

最初から専門書を読み込む必要はありません。通勤中に入門書を少しずつ読む、月1回だけ自分の口座を見る、くらいから始めても十分です。分からないことは、証券会社の窓口や金融庁のサイトで確認しましょう。

※この記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入や投資を勧めるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断はご自身でお願いします。制度の内容は執筆時点のものです。最新の情報は金融庁や各金融機関の公式サイトでご確認ください。

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