ボーナスの使い道に迷う社会人へ|後悔しない「3つの箱」の分け方と決め方
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ボーナスが入ったのに、貯金するか、欲しかった物を買うか、投資に回すか決められない。そんなふうに迷うのは、あなただけではありません。
結論から言うと、使い道は「どれか1つ」を選ぶより、もらう前に3つの箱に分ける割合を決めておくと迷いにくくなります。この記事では、その決め方を順番に説明します。
ボーナスが入ると気が大きくなって、気づいたら半分なくなってる…。何に使えばよかったんだろう
この記事のポイント
✔ 使い道は「守る・育てる・楽しむ」の3つに分ける
✔ 割合は、先に「生活防衛のお金」を見てから決める
✔ 楽しむお金は、罪悪感なく使い切ってOK
ボーナスの使い道に迷うのはなぜ?
迷ってしまう理由は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、金額が大きいので、失敗したくない気持ちが強くなることです。毎月の給料なら気にせず使える金額でも、まとまったお金になると「ここで間違えたくない」と考えてしまいます。
2つ目は、正解が人によって違うことです。ネットで調べると「全部貯金」「投資に回すべき」「自己投資が一番」など、いろいろな意見が出てきます。どれももっともらしく見えるので、かえって決められなくなります。
3つ目は、使い道を決める前にお金が口座に入ってしまうことです。入ってから考えると、その間に少しずつ使ってしまい、「何に使ったか覚えていない」という状態になりがちです。
どれも、意志が弱いから起きるわけではありません。決める順番を変えるだけで、ぐっと迷いにくくなります。
後悔しない使い道は「3つの箱」に分けて考える
おすすめは、ボーナスを次の3つの箱に分けて考える方法です。
守るお金(もしもの時のため)
急な病気、家電の故障、転職のすき間の期間など、予定していない出費にそなえるお金です。一般的には、生活費の数か月分を目安に、すぐ引き出せる預金で持っておく考え方がよく紹介されています。
育てるお金(将来の自分のため)
資格の勉強や本などの自己投資、または長い目で見た資産づくりに回すお金です。投資に回す場合は、元本割れ(入れたお金より減ること)のリスクがあることを知ったうえで、当面使う予定のない余裕資金で、自分の判断で行うことが大切です。
楽しむお金(今の自分のため)
旅行、欲しかった物、家族や友人とのごほうびなど、今の生活を楽しくするお金です。ここを0にすると、我慢の反動でかえって使いすぎてしまうことがあります。
割合を決める3ステップ
3つの箱の割合は、次の順番で決めていきます。
- 守るお金が足りているか確かめる
預金の残高と、毎月の生活費(家賃・食費・光熱費・通信費など)を書き出します。生活費の数か月分にまだ届いていないなら、まずはそこを優先します。
- 今年中に予定している大きな出費を書き出す
車検、引っ越し、冠婚葬祭、年末年始の帰省などです。これらは「楽しむお金」ではなく、先に取り分けておきます。
- 残りを「育てる」と「楽しむ」に分ける
ここで初めて、自分の好みで割合を決めます。たとえば「育てる6:楽しむ4」のように、ざっくりで構いません。
割合の例を、仮の例として挙げておきます。
- 守るお金がまだ足りない人: 守る6・育てる2・楽しむ2
- 守るお金はあるが、将来が不安な人: 守る2・育てる5・楽しむ3
- 守るお金も足りていて、今を楽しみたい人: 守る1・育てる4・楽しむ5
これはあくまで考え方の例で、正解ではありません。家族構成や働き方、借り入れの有無によって、ちょうどいい割合は変わります。
「育てるお金」の中身に迷った時は
育てるお金を自己投資に使うか、資産づくりに回すかで迷う人も多いはずです。迷った時は、次の2つの質問を自分にしてみてください。
- 半年以内に「これを学びたい」と具体的に言えるものがあるか
- そのお金を、数年は使わずに置いておけるか
1つ目に答えられるなら、本や講座など自己投資に回す割合を多めに。2つ目に「はい」と言えるなら、資産づくりに回す選択肢も出てきます。どちらもはっきりしない時は、いったん預金に置いておき、次のボーナスまでに考えても遅くはありません。
使い道を決めたら、すぐやる3つのこと
割合を決めても、口座に入れたままだと、いつの間にか崩れてしまいます。決めたら次の3つをやっておきましょう。
口座を分ける
守るお金と、楽しむお金を同じ口座に入れておくと、境目がなくなります。普段使いの口座とは別の口座に、守るお金を移しておくのがおすすめです。
楽しむお金の使い道に名前をつける
「冬の旅行」「新しいコート」のように、使い道に名前をつけておくと、それ以外のことにだらだら使いにくくなります。
1か月後に振り返る日を決める
カレンダーに「ボーナスの振り返り」と書いておき、決めた通りに使えたかを確かめます。ずれていても責める必要はありません。次のボーナスで割合を直せば大丈夫です。
お金の流れを見える形にしたい人は、家計簿アプリを使うのも1つの方法です。銀行口座やカードとつないで自動で記録できるタイプなら、手で書く手間が少なく、ボーナスの使い道が決めた通りかを確認しやすくなります。
ボーナスで後悔しやすいパターン
最後に、よくある後悔のパターンも知っておきましょう。
- 全部を一度に使い道に回す: 入ってすぐ全額を投資や買い物に回すと、急な出費が来た時に困ることがあります。
- ボーナスを前提にローンや分割払いを組む: ボーナスの金額は会社の業績などで変わることがあり、毎回同じとは限りません。
- 人にすすめられた投資にそのまま全額を入れる: どんな商品にもリスクがあります。中身を自分で理解できないものは、いったん立ち止まりましょう。
- 我慢しすぎる: 全部を貯金に回したあと、ストレスで細かい出費が増えるケースもあります。
お金の基本をまとめて学びたい人は、貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うを図解で整理した入門書から読んでみるのもいいでしょう。
よくある質問
Q. ボーナスが少なくて、3つに分けるほどの金額がありません。
金額が少ない時は、無理に3つに分けなくても大丈夫です。たとえば「守る」と「楽しむ」の2つだけにしたり、楽しむお金を小さなごほうび1つにしたりと、続けやすい形にしてください。
Q. 夫婦や家族がいる場合はどう決めればいいですか?
家族で使うお金と、それぞれが自由に使うお金を、先に分けておくと話し合いがスムーズになります。割合を決める前に、今年の大きな出費を一緒に書き出すところから始めるのがおすすめです。
Q. 借金やカードの分割払いが残っている時は?
金利が高い借り入れが残っている場合は、先に返すことを考える人も多いです。どちらを優先するか迷う時は、返済の条件を確認したうえで、必要に応じてお金の専門家に相談してみてください。
※この記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入や投資を勧めるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断はご自身でお願いします。制度の内容は執筆時点のものです。最新の情報は金融庁や各金融機関の公式サイトでご確認ください。
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